「色」(色彩)は人間がある物を認識する上で重要な役割を果たしています。デザインとは少し趣向が違うのですが、ほぼ世の中の様々な事には「色」が関わっていると言っても過言ではありません。レストランの内装を変えただけで客足が変化したり、人の感情さえもコントロールできると言われています。何色を使えばこうなる、とかこの色だとこういう雰囲気をもたらす、などは日常でも聞く言葉ですね。これらの知識をうまく使っている一つの例「政治」です。
政治と色彩??
あまり接点がないように思われますが実は巧妙に使われているのです。
有名なところでは1960年のアメリカ大統領選挙での共和党のニクソンと、上院議員だった民主党ケネディの公開政策討論会が、この手の手法を意識的に使った初めての試みだったと言われています。
公開政策討論会
普段着る服によってその人の人柄などが判断できてしまったりするのも色彩の作用が影響しているからなんですね。
デザインという観点から物事を見たとき、「色」も考えると面白いです。
色彩
さらに日本古来からの「色」はそれぞれに深い(ある意味宗教的な)意味が含まれていて、単なる「色」という領域を超えています。学ばされますね。