東京都現代美術館で開催中の両展覧会に
先週末、家族で行ってきました。
まずは 『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』
現在上映中の映画と同時公開されている展覧会なのですが
正直、期待以上でした。
と言うか、行くまで種田陽平さんの仕事と知らなかったので・・・
要は、イベントのキャッチでもある
【現実(リアル)と虚構(ファンタジー)を融合(フュージョン)させる。】
って事で、アニメの世界を巨大セットとして再現しているんですが
まさに、役者さんを入れたら実写版が撮影できるんじゃないか?
といった雰囲気とクオリティでした。
一通りセット内を体感したら1階に移動。
そこには、今回の会場の図面やモックなどが並んでおり
詳細まで作り込まれている事が確認できます。
種田さん本人のメッセージビデオも流れていましたが
「限られた時間で一つのストーリーをどう完結させるのか」
「どの順番で何を見せればビックリするか。どう感じるか」
その事に気を配りながら仕事をしている。 といったような事を話ていました。
他にも、過去に手掛けた作品の紹介や
仕事の中身なども見れるので、かなり見ごたえはありますよ。
これが日本を代表する美術監督の仕事かぁ と感動します。
それともう一つ、同時開催の 『こどものにわ』 も見てきました。
年齢層に関係なく楽しめる体感型の作品を集め
アートへの接点やコミュニケーションの機会を設けるコンセプトだそうです。
個人的には、250平方メートルの真っ白い空間の花畑?が印象的でした。
床にはフェルトが敷き詰められ、顔料で花が描かれています。
その上を走り回る事によって、擦れて花の形が崩れてしまったり、薄くなってしまったりと
行動による変化を体現できる作品です。
奥深いなぁ などと思いながら見ていましたが・・・
やっぱり、子供たちには巨大サッカー盤が人気でした!
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